アジャイルプラクティス読み切りました。
なんというか、今一緒に仕事している方たちにも読んでもらいたいと思った本でした。
MY JOB WENT TO INDIAは、「オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド」というメインタイトルが示すように、個人がこれからこの業界で生き抜いていくための指南書であれば、アジャイルプラクティスは、個人だけというよりも、個人を含めチーム、顧客全体で成功するためにはどうしたらいいかという本だと感じた。(オーム社はセット販売してもいいと思うよ。あと、Amazonはあわせて読みたいをMY JOB WENT TO INDIAにしていただきたいなぁと)
この本に載っているプラクティスは、一人でもできることが書かれてはいるけど、まわりを巻き込めるとさらに力が増すんだろうなぁと。
自分は、全然アジャイルと正反対の仕事をしているんだけど、この本から得られる知見を仕事に取り入れることで、状況が良くなる部分というのはあると思う。本のタイトルにアジャイルとついているけど、書かれているのは開発者として、仕事を取り組むためにあたりまえとして行えていたいことも書かれている。なので、プラクティスによっては、開発規模のせいで無理なこともあるんだけど、個人やチームとして取り入れれば、見通しがよくなって動きやすくなるんじゃないかと。
個々のプラクティスに関していうと、いろんな方がおっしゃっていると思うが、開発者としてあたりまえなんだけど、実践できていないことが書かれている。たぶん、それに気づいて、それらのプラクティスから一つでも実践するための足がかりになるための本なのかなぁと。
ホント自分の表現力がなさすぎで、この本を読んで感じたことをうまく伝えられなくて悔しいです。
とりあえず、僕が特に気に入ったフレーズをあげると
で、この本を読んで、実践というか、ちゃんと取り組もうと思ったのは、
- subversion等の使い方をちゃんと覚える(ホントはdarcsみたいな分散管理のほうがよいとは思うんだけど、うちんとこ未だCVSやし。デファクトスタンダードでsubversionということで)
- 会社内で一人wikiをちゃんと運営する(プロジェクトで使えるサーバないから個人ローカルで記録できるものはしておく)
- 作業logをきちんととる
- task管理を考える
かなぁ。今年の課題としよう。あと、ツールにどんなのがあり、どういう使い方を知るために、ship it!を読もうと思う。
感想番外編
個人的にプラクティス42には、楽しませてもらった。無駄無駄無駄無駄という悪魔のささやき(ちょうど、これ書いてるとき、ケーブルでJOJOのOVAがやっており、偶然Dioが無駄無駄と言って驚いた。)や、質問に対し、「答えは42。」(さらに、このプラクティスの番号も42)というネタは、JOJOと銀河ヒッチハイクガイド好きとしては、たまらなかった。無駄無駄という訳の仕方は監訳の方が意図してやられたのかしら。それとも原著がそういう書き方だったのかしら気になる。あと、「答えは42」に対して、訳注があるとうれしかったなぁと思いました。日本人でネタが通じる範囲って狭いんじゃないのかなぁと。まぁ、そこが主題じゃないんだからいいんですが。
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
- 作者: Venkat Subramaniam,Andy Hunt,木下史彦,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 35人 クリック: 995回
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My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド
- 作者: Chad Fowler,でびあんぐる
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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