Hello Worldの理由を推測
今日も今日とて、C++言語のからくりを読んでいました。頭から読んでいたら、仮想関数についてのお話になり、ちょっと休憩と思い、最終章の座談会の部分を読み切りました。
それを読んでいて、C言語っていうのは、それまでアセンブラで書かれていたのをもっと書きやすくということで作られた言語だっていうことを思い出しました。そう考えると、K&Rがでた当時は最初のプログラムの例題で"Hellow World"をやって、Cってすげーとか感じることができたんだろうなぁって思えました。だって、アセンブラで文字なんて表示しようと思ったら偉い大変なわけで(naoyaさんのLinuxでsystemコールを呼び出してのHello World参照)、それが
#include <stdio.h> int main(void){printf("Hello World\n");}
なんかで、ぱっとでちゃったら楽しいよなぁ。
今みたいに何の苦労もしらない状態で、本当に初めて書くプログラミングが、ただ文字が表示できるだけだったらつまらないよな。だから何?ってかんじ(実際、僕もそうだったし)。
というわけで、近頃のプログラミングの入門書は、Hello Worldの前に、いったんアセンブラでHello Worldを写経させるようにすればいいんじゃないかと思いました。
この座談会の章は、すごく素晴らしい。以下、自分のなかのメモとして、いくつか列挙すると、
- 今の時代、改めてメモリは有限、制限された世界でしか使えないもんだということを理解しなければならない
- C++はオブジェクト指向言語というよりも、オブジェクト指向許容言語。スタイルが選べる