よく考えるとエンタープライズでLinuxもすごいことだったよな
ホワット・ア・ワンダフル・ワールド 数学屋さんの悪い癖だを読んで、Coqを知り、CoqでHello, world!を見て、CoqかわいいよCoqと思いつつ、まぁやらないだろうと思いつつ、以下の部分に反応。
どこの大手企業もバックアップして無い,正式な仕様も無く開発コミュニティの気まぐれに左右される言語を開発に採用する勇猛さが凄いな.
まぁ,よく考えて見れば,Ruby や Perl や PHP を採用するのと,言語仕様のゆれや処理系の完成度のリスクは同じくらいなのかな ?
http://alohakun.blog7.fc2.com/blog-entry-766.html
入門OCamlの著者の一人の会社がOCamlで納品したということに対しての言葉なんだけど、今更ながら、Linuxがエンタープライズで使われているというのにも当てはまるんじゃないかと。
RedHatやNovellが手をいれてサポートもしてくれているとはいえ、根幹部分はコミュニティーが作っているというOSがエンタープライズでつかわれるなんて、改めてすごいと思う。しかも、止まったらしゃれにならないエンタープライズかつ寿命も長い(と思うんだけど、一般にシステムの寿命ってどんなもんなんだろう?)にもリーチしてるわけで。(参考:Open Tech Press | 東証、新売買システム開発を富士通に委託 Linuxと「PRIMEQUEST」で構築)
カーネルのマイナーバージョンアップっていうのは、ホントにそれマイナーバージョンアップ?って感じぐらいにかわる。
2.6.19から2.6.20への変更を調査した。それによると4983の変更が741人の開発者によってなされている。286,439行追加され、159,812行削除され、その結果126,627行増えたことになる。
http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/06/who_wrote_2620__4b18.html
まぁ、カーネルに添付されているたくさんのドライバの変更も含まれているだろうから、こんなことになるんだろうけど。でも、昨今、Linuxの仮想環境はXenで決まり的にいわれていたのに、別の仮想環境のKVMがカーネルに組み込まれているってどういうことって感じてはいるんだけど。まぁ、興味がある人は、何故か、今年度から更新がとまっているLinux Kernel Watchを見てください。
こんなに頻繁に中身が変わるOSが、寿命の長いシステムに使われると思うと、なんかすごいなぁと思う。